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日記

スコットランドの独立運動

2014/09/19(金)
イギリスは連合王国なので、スコットランド、イングランド、ウェールズ、北アイルランドの各地域は対等という扱い…のはず。少なくとも名目上は。
にも関わらずスコットランドの資源をイングランドに搾取されたために今回の騒動に発展した。
という認識なのですけど合っているでしょうか。

いえね、どうも今回の一件が他人事とは思えませんで。
私の住む町は市町村合併の折に隣の市に吸収合併されたのですが。
当時で既に市に昇格できる条件は揃っていたか、あと一歩というところだったはずでして。
少なくともその隣の市とはパワーバランスで対等の立場にありました。

なのですが町長が合併を強硬されまして。
住民投票では8割が合併反対に票を投じたのですが、それでも「投票しなかった者が全て賛成だとしたらそちらが過半数に達する」という理論で棄却されてしまいました。
そこまでは上の件とは全くの無関係なのですが。

結果、住民が皆懸念していたことが起こりました。
税金や光熱水費は高い市側の方に調整され、集められた税金は市側の方で消費されるばかり。
それまで順調だったこちらの発展は滞り、一方市の方はそれまで以上の発展を見せています。
各種公共設備は一新され、中でも1台100万円以上もする自転車を使ってのレンタルサービスを始められた時は開いた口が塞がりませんでした。
税収が2倍になったわけですからね。どうお金を遣って良いか分からないのでしょう。

こんな感じの搾取をされれば、良い思いをするわけがありません。
私は身を以て似た境遇を体験してきたので、それが痛いほど良く分かります。
ただ唯一の違いは、現在のスコットランドに独立してやっていけるだけの展望がなかった点。
私の町は今すぐに分離しても問題なくやっていけますが、スコットランドはそうではありませんからね。
それだけに、住民の方々の思いは複雑なことと思います。


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