現在放映中のアニメの紹介です。 これは19世紀末のパリに日本人の少女が奉公に行くというお話なのですが、当時の日本とフランスのそれぞれの文化対比がお話の主軸になっています。 とりあえずその歴史考証が厳密に正しいのかどうかというのは割とどうでも良くて、文化が異なれば考え方がまるで違ってくるという参考例として非常に勉強になる作品です。
そんなのよくある異世界モノでもいいのでは?と思うかもしれませんが、そちらは日本の作家が頭の中で考えたものであるため、やはり日本の常識に囚われていたり、矛盾が多く生じていたりするものです。 その点『異国迷路のクロワーゼ』は史実に沿って作中の文化が構築されているため、こういった問題がありません。
もし創作物などで異文化を構築する参考資料が欲しいという方は、一度ご覧になられてみてはいかがでしょうか。
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